自分で撮る料理写真④
2023/03/23
スマホを使って、立体感を強調し色鮮やかに、美味しそうに撮影するにはどうすれば良いのか。
影を作って立体感を、柔らかい光(面光源)でしっとり感を出すには!
簡単です。
「窓ぎわ」で撮りましょう
まずは料理を窓際に置いて、窓に向かって料理を見てみましょう。
手前に影が落ちて、立体感が強調されます。
料理の真後ろから“ガツン”と当たる光ではなく、広い窓から入る光は柔らかく、明るい部分から影になるまではグラデーションでつながっています。
料理写真のライティングは基本的に半逆光と覚えておくと間違いないでしょう!
柔らかい光とは言え、後ろから光が当てられたら手前が暗くなるのは当たり前。
後方に盛り付けられている「鮭」の上部が暗くなりすぎてます。(好みはありますが💦) 弁当箱前面の縁からテーブルの境目が暗く潰れてしまってます。
そこで登場するのがレフ板です。
よく屋外のモデル撮影のシーンで、アシスタントが持ってるアレです。
窓からの光を反射させて、暗くなっている前面を明るくします。
今回使うのは発泡スチロールの板。冷凍の商品が入っていた箱の蓋です。
これを商品の前に立てて、窓の光を反射させて前面を照らし明るくします。
角度や距離を変えてお好みの明るさに(^^)
レフ版を使うとこうなります。
レフ板の当て方が強すぎると、せっかくの立体感が損なわれてしまいます。
料理撮影のレフ板は白いものが・・・、発泡スチロールがちょうどいいです(^^)
レフ板の効果を比較してみましょう。
今回の画像では差が出にくいです💦 山盛りになっていればもっと分かりやすいのですが・・・。
左がレフ板なし。右がレフ板ありです。
「鮭」と「卵焼き」の見え方が違います!
弁当箱前面の見え方もずいぶん違いますが、これも好みの問題でしょうね。
窓ぎわで撮影する時、料理の向きとスマホの位置を変えてやるとまた違った印象になります。窓が横にくるようなカメラポジションもOK。真上から見てみるのもOK。おもいっきり近づいて、クローズアップで撮るのも面白いです。
私のiPhone SEのようなレンズの焦点距離が広角で固定されているカメラで、色々な角度から色々な距離から料理を見て、お皿のレイアウトとか、料理と一緒に小道具使ってみたいな、とか考えているうちにある問題に気づくはずです・・・。
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