自分で撮る料理写真③
2023/03/22
スマホで料理撮影?
スマホのカメラ機能は非常に優れていて、被写体にレンズを向ければとてもキレイな写真が簡単に撮れてしまいます。
カメラマンが使う一眼レフ(ミラーレス一眼もあります!)は、レンズ交換ができるので、レンズによる描写・表現の違いを考えてチョイスして撮影するのですが、今のスマホは一台でそれがほぼできてしまうので恐ろしいです。
スマホカメラは撮影するモノ、写真の使用条件によっては一眼レフを凌駕します。
スマホカメラの利点は・・・小さい事、薄い事。アプリにより多彩な設定が可能な事。撮ったらその場で調整処理を施し、すぐに使える写真にできることですね。あんな小さなボディなのに、電話ができて、買い物できて、情報収集、情報交換ができて、楽しいゲームもできて、キレイな写真も撮れてしまう・・・。
それをみんなが当たり前に所持して使っているなんて、スゴイ世の中になりましたね
今回使用するスマホは私が普段使っているiPhone SEです。レンズの焦点距離は固定。風景や記念写真を撮るのに適した「広角」に設定されていますが・・・ここが曲者なんです💦
そこのところに気を付ければ一眼レフと撮り方は大きくは変わりません。
それでは撮影してみましょう!
いろんな理由がありますが、今回撮影する「料理」は・・・
お弁当です。
お弁当は移動がしやすいですから💦
まずはその場で撮影してみます。
その場というのは、部屋の中で普通に蛍光灯が点灯している状況です。
カメラアプリを起動して、お弁当に向けて近づいて撮ります!
さすがiPhone。キレイに撮れてます。
天井から降り注ぐ蛍光灯の光は意外とキレイに撮れます。これは蛍光灯の光が天井にも反射して「面」の光となって、柔らかく照らしているからです。色も目で見たように撮れてますが、実はこれがセンサーと演算技術のおかげなんです。
普通の蛍光灯の光の色は・・・実は「緑色」。だから本当なら↑の写真は緑色に被った写真になるはずなのですが、そこをきちんと計算して太陽の光で見る色と同じになるように処理してます。(オートホワイトバランス)すごいですね。
だから簡単なんです。スマホで撮るのは・・・。
とは言え、やはり色が濁った感じで、立体感はそこそこあるのですがどんよりとしてそれほど美味しそうには見えません。
そうなると
「色を出すには照明を当てないとダメじゃないの?」
ということになります。そこでスマホに搭載されているLEDライトを機能させて撮影してみると・・・
明るく鮮明に、色鮮やかに撮れましたが・・・・
蛍光灯の下で撮った写真と比べると、なにかベッタリとした、立体感に欠けた写真になってます。エビフライやポテトサラダの「丸さ」、ご飯の「粒」が表現できてないですね。チキン南蛮のオーロラソースの「液体感」、いわゆる「シズル感」も感じません💦
LEDライトを正面から照射したことが原因です。
もっと立体感を強調し、色鮮やかに、美味しそうに撮影するにはどうすればいいのか。
天井に反射した蛍光灯のような柔らかい光が、正面じゃなく真上からでもなく、もっと影を強調できるような位置から当たると良いんじゃないでしょうか。
「ライトを壁に反射させてやれば!」・・・正解!
でももっと簡単にできる方法がありますね
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