高知で空撮②
2022/09/02
フォトオフィス・エイブルでは、高知の空撮も承っております・・・
現在の空撮はドローンを使って行いますが、以前は小型機をチャーターして、パイロットと二人、もしくはアシスタントと三人で撮影していました。
地図上で場所を確認し、近い場所なら実際に現地に行って下見することもありました。その上で、使用レンズ、高度、距離、旋回ポイントなどを割り出し、パイロットと話し合って撮影をおこなっていました。
私(片山)の初めての空撮は25年以上昔のこと。当時私はアシスタントとしてセスナ機に乗り込みました。ミッションは施設の外観ならびにその周辺の撮影。会社案内用です。私に任された仕事というと、ハッセルブラッドのフィルム交換。楽勝です!
空港を飛び立ってからしばらくの間は遊覧飛行気分でしたが、目標上空に近づくと少し機体が揺れ始めました。カメラマン(師匠)がパイロットに細かく指示を出し、機内は緊張感に包まれます。そして撮影開始。パシャッポ、パシャッポ、パシャッポ・・・と風切り音の中にハッセルブラッドの小気味良いシャッター音。あっという間に使い切り、フィルムバックを装填済みの物と交換、と同時に撮影済みのフィルムバックからフィルムを取り出し交換します。
撮影済みのフィルムバックを受け取ってから中身を取り出し、フィルムが緩まないように“クルクル、キュキュッ”と絞って“ペロッ”と舐めて引っ付けて番号書いて収納。そしてすぐに新フィルムのテープをペリッと破って、あとはシャカシャカっと組み込んで、フィルムバックにバコッと突っ込んでキュッとひねって、ちっちゃなハンドルをジーーーッと回して詰め替え完了。その間約20秒。軽快にこなします!
撮影では120のブローニーフィルムを使っていたので6×6で12枚。あっという間に撮り終わるのですぐにフィルム交換しなくてはいけません。ほとんど下を向いた状態で作業を続けました。
セスナ機は旋回、上昇、下降を繰り返し、私はずっと下を向いたままひたすらフィルム交換。指先を巧みに使い必死で作業しているのですが、だんだん込み上げてくるものを感じだし、指先の動きは鈍くなり、生唾を飲み込むようになります・・・。時々下方にストンと落ちるあの感じ・・・。
・・・無心にフィルム交換。そして撮影終了。撮影時間はそんなに長くはなかったと思いますが、私にとっては長く辛い時間、やっと終わりました。が・・・・
帰り路(空)、少し気流が悪くなり、機体が上下に揺れるたびに「うっ‥‥💦」!!
お腹にグッと力を入れて、生唾飲み込みながら涙目で帰って来たのを覚えてます。
乗り物酔いに弱い私です・・・。
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